今年こそ、ジテツウデビュー!

もうすぐ春ですねぇ。
暖かくなってくると、自転車に乗って風を感じるのがとても気持ちよいです。こんな気分を休日だけ味わうのはもったいない。
となると、これを機に自転車通勤・通学(ジテツウ)をはじめてみようと思われる方もいるのではないですか?
普段何気なく自転車に乗っていた人も、通勤に使うとなると、いろいろ知っておいた方が良いことがあります。
そこで、ジテツウデビューのために、気を付けておきたいことをまとめてみました。

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装備を揃えよう

電車やバスで通勤・通学しているのなら、家からの距離もかなりあるでしょう。となると自転車に乗る時間も長くなりますので、それなりの装備が必要になると思います。
もちろん、すべて揃えなければ自転車通勤できないというわけではありませんので、状況に応じて揃えていくのが良いでしょう。
以下、最初に揃えておきたい必須アイテムと、あると便利なアイテムにわけてリストアップしましたので、参考にしてください。

最初に揃えたい必須アイテム

・ライト(フロント/リア)
夜間はフロントライトおよびリアライト(または反射器)をつける必要があります。違反すると法律違反になります(以下「交通ルールを知ろう」参照)。
・鍵
駐輪中に盗難に遭わないように、必ず鍵をかけましょう。
・グローブ
転倒・接触した際に手が傷つかないようにします。また、ハンドルからの振動を吸収して、手を保護します。
・ヘルメット
自転車の死亡事故として最も多いのが、頭部の損傷です。もしもの時に備えて、着用すべきだと思います。
・アイウェア
風やホコリ、日差しから目を守ります。
・ズボンクリップ
裾がギアなどに絡まって汚れることを防ぎます。寒い時期は、裾から冷気が入ることを遮ります。


あると便利なアイテム

・携帯工具
ネジの緩みを解消したり、変速機の微調整など、気になったらすぐ直せます。
・パンク修理キット
フルセットではなく、ゴム糊不要の簡易パッチだけでも良いと思います。最寄りの自転車屋さんまで乗っていくための処置ができれば充分です。
タイヤからチューブを外すためのタイヤレバーも忘れずに。
・チューブ
チューブ交換は、パンク修理よりも早く確実です。
長距離サイクリングの場合、携行する人が多いです。
・空気入れ
パンク修理後、チューブに空気を入れないと走れませんので、パク関連には必須です。
・使い捨て手袋
自転車の修理は手が汚れます。軍手でも良いですが、携行にかさばらないニトリル手袋やビニール手袋がオススメです。
・レインウェア/ウィンドブレーカー
急な天候の変化にも対応できるよう軽量コンパクトなタイプがあると便利です。
・スマートフォン、ナビシステム
現在地を地図上に表示し、その場で目的地へのルートを調べることできますので、道に迷っても安心です。
・バックミラー
後方確認の前に一時確認できるため、より安全に走行できます。
・反射グッズ
夜間、自動車のライトなどに反射するアームバンドやタスキ、キーホルダーなどを身につけていると、より早く存在を知らせることができるので安全です。反射シールをカバンやヘルメットに付けるのも効果的だと思います。



交通ルールを知ろう

自転車は道路交通法上、車両の一種である軽車両になります。よって、走行するためには交通ルールを守る必要があります。違反した場合は、罰則があります。
以下、警視庁が発表している安全利用の項目をまとめました。

自転車安全利用五則

1.自転車は、車道が原則、歩道は例外
歩道と車道の区別のあるところは車道通行が原則。
【罰則】3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
また、自転車道があるところでは、道路工事などやむを得ない場合を除き、自転車道を通行。
【罰則】2万円以下の罰金又は科料
2.車道は左側を通行
自転車は車道の左側に寄って通行しなければならない。車道の右側通行は禁止。
【罰則】3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
3.歩道は歩行者優先、自転車は車道寄りを徐行
自転車が歩道を通行する場合は、車道寄りの部分を徐行。歩行者の通行を妨げるような場合は一時停止。
【罰則】2万円以下の罰金又は科料
4.安全ルールを守る
・飲酒運転禁止
【罰則】5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
・二人乗り禁止
【罰則】2万円以下の罰金又は科料
・並進禁止
「並進可」標識のある場所以外では、並進禁止
【罰則】2万円以下の罰金又は科料
・夜間はライトを点灯
夜間は、前照灯及び尾灯(又は反射器材)をつける
【罰則】5万円以下の罰金
・信号を守る
【罰則】3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
・交差点での一時停止と安全確認
一時停止の標識を守り、狭い道から広い道に出るときは徐行
【罰則】3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
・傘差し運転・携帯電話を使用しながらの運転
【罰則】5万円以下の罰金
ちなみに、傘を固定しての運転をよく見かけますが、東京都の条例では、積載制限(積載装置または乗車装置の幅+30cm以内、高さ2メートル以下)を超えた場合、2万円以下の罰金又は科料になります。
5.子どもはヘルメットを着用
児童・幼児の保護責任者は、児童・幼児を自転車に乗車させるときは、乗車用ヘルメットを着用させる。



その他

・汗対策
自転車は意外と汗をかきます。汗だくのまま職場に行くのも気が引けますよね。周りも気にします。よって、着替えと汗ふき用のボディペーパーは持っていった方が良いです。また、少々お金がかかりますが、自転車通勤者向けのシャワー・ロッカー付き施設を利用するという手もあります。
・駐輪場
違法駐輪はやめましょう。近くに駐輪場が無い場合は、最寄り駅の駐輪場を利用するなど、マナーを守って自転車通勤してください。


以上のことを踏まえ、歩行者や自動車に注意して、安全かつ快適に楽しくジテツウしましょう!

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