梅雨は、ツーキニストにはつらい季節だ。
自転車が濡れてしまうし、視界も悪く、路面が滑ることもあるので、安全のためにも乗らない方が良い。
しかし、それでも乗りたいという人もいるだろう。
傘をさしての運転はNGだが、それなりに雨対策をすれば乗れないこともない。
安全運転のため、速度を落とし、より自動車や歩行者に注意することは言うまでもないのだが。。。
で肝心の雨対策を考えてみた。
1.レインウェアを着る
普通のカッパでもポンチョでも問題ないが、バタバタが気になる場合は、
自転車用のレインウェアもある。
2.レインキャップをかぶる
トレッキング用のレインキャップをヘルメットの内側にかぶるか、
ヘルメットの外に付けるカバーもある。
3.防水性の高い靴を履くかシューズカバーを付ける
SPDが付いたシューズでもOKなカバーもある。
4.防水性の高いグローブを付ける
自転車用のレイングローブもあるが、トレッキング用もOKだろう。
まあ、普通に考えて、このくらいはやった方がいいだろう。
だが、スポーツタイプの自転車の場合、もう1つ気を付けたい事がある。
それは、タイヤから飛んでくる、泥(水)はねの対策だ。
#もちろん、泥よけが付いているなら心配ないが。。。
筆者の自転車は、泥よけが付いていないので、なにかしらの対策が必要になるのだ。
ま、泥はねなんて、気にしないという人もいるかもしれないが、通勤時に余計な汚れは付かないほうがいいだろう。
だからといって、常時泥よけがついているっていうのも、無駄な重みがあるとか、スタイルがスッキリしないとか、なんとなく気に入らない。
そんなわがままをかなえてくれるのが、簡易マッドガード、「Singletrack’s MUD FLAP (マッドフラップ)」または(ユニコ Polisport『ビーバーテイル』)なのだ。
装着は、サドルレールに差し込むだけ。重さ30g(ビーバーテイルは45g)の超軽量な泥よけなのである。
ママチャリのようにバネがあるサドルには無理だが、スポーツタイプのサドルなら付けられる。
軽いし薄いので、カバンに常備しておいても邪魔にならない。
装着時のシルエットが微妙なところはあるが、レインウェアを着た時点でスタイルを気にするレベルを超えてしまうと思われるので、全然気にならない(少なくとも筆者は気にならない)。
で、肝心の性能はというと、まだ梅雨入りして1日目なので、ロードテストというには短すぎるが、すこぶる快適だと言える。何が快適かというと、まず、晴天時に近いスピードで走行しても、全然はねが飛んでこないのだ。あたりまえだが、背中やカバンは跳ねで汚れない。
以前は、跳ね上がりが気になって時速15km以上は絶対出したくなかった水たまりだらけの道も、スイスイ走れるのだ。なんと気持ちよいことか。
これで雨対策は、ほぼ完璧。
ほぼというのは、1点だけ残された防御ポイント、前輪のはねだけが避けられていないということだ。
フレームに当たって散乱するので、あまり気にはならないが、ここまできたら、前輪のための簡易マットガードも試してみたくなる。愛車(テスト車?)はフレームが太いので装着方法が難しいのだが、どなたか、開発してはもらえないだろうか?
#もちろん自腹で購入してロードテストしますよ(^_^;)