製品レビュー:TANAX イルミラー

自転車は車道左側を走行するというのが基本だ。しかし、駐車車両があったりすると、かなりあせる。車道を走っていてこの状況が一番危険だと思う瞬間だからだ。では、どうやって回避するのか?
当然、駐車車両を避けるのだ。
え?あたりまえだって?
そう、あたりまえだ。
でも、どうやって避けるのか?
教習所に通ったことがある方ならおわかりだろう。前後の安全、特に右側後方から車両が近づいてこないかを確認し、安全だと判断してから、避けるわけだ。でも、ここでちょっと問題が発生する。自転車には、自動車やオートバイなら当然あるものが無いのだ。そう、バックミラーである。
バックミラーがあれば、前を向いたまま後方を一時確認できるため、スムーズに迂回の準備ができる。もちろん、最終的には目視が必要だが、何度も振り向いて確認する手間がいらないので、とても便利なのだ。
個人的には、安全運転の必須アイテムと言いたいくらいだ。
 
自転車用のバックミラーは、グリップエンドに付けるか、ハンドルにベルト止めして装着する。折りたためるタイプもあり、長さも形も様々なタイプがあるのだが、今回紹介する「TANAX イルミラー」は、さらに安全に対する機能が追加された優れもののバックミラーなのである。
名前からも想像がつくかもしれないが、イルミネーションとして光るのだ。光るバターンは、早い点滅、点滅、点灯の3種類で、スイッチを押す毎に切り替わる。バックミラーの外枠全体が光るため、後方から近づいてくる自動車に確実に位置を知らせることができそうだ。
ミラーの形は長めの三角形で、ゆがみの少ないガラスミラーを採用しているので後方もくっきり、しかも曲率800mRなので視野も広い。また、防滴対応設計なので、突然の雨でも安心だ。
イルミネーションは、青LEDタイプと白LEDの2タイプがあり、ミラー自体の色も各4色あるので、自分の自転車のカラーにあわせてコーディネイトできる。
さらに、補修パーツとして、付属のゴムバンドやバーエンド、発行ユニットなどを別売りしているので、古くなったパーツを交換して、長く使えるのもうれしい。
ゴムバンドで付ける場合のハンドル外径は、20〜30mm程度、バーエンドの場合は、内径18〜20mmに対応している。
バーエンドに付ける場合は、アタッチメントパーツをネジ止めした後、ミラー部を付けるので、差し込みタイプのミラーのように抜けてしまう心配が少ない。
ガラスミラーに電池が組み合わさっているので、全体としてはやや重めなのが気になるが、しっかりネジ止めすればずれることもない。どうしても振動によるずれが気になる場合は、LED機能を使わずに電池を抜いて軽くすれば良いだろう。
#そう考えると、LED無しの軽量バージョンがあっても良かったのかもしれないが、コンセプトが変わってしまうな。。。
ともあれ、オートバイなどのミラーも製造している老舗メーカーだけに、性能も作りもしっかししたバックミラーだと言える。


イルミラー本体の他、バーエンド取付用パーツ、ゴムバンド、CR2032電池2個が付属する。

ミラーの裏側にボタン電池を入れゴムキャップでフタをする。ゴムキャップの中央を押すことでLEDが光る。



バーエンドに付けてみた。

前から見るとこんな感じ。



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