八ヶ岳の雄大な景色を見ながら野辺山高原をポタリング。
途中厳しい坂道もあるが、登り切った後の爽快感とパノラマは最高だ。
レンタサイクルもあるので、身一つで行っても良し、輪行でも良し、駅近郊の駐車場は無料なので車でも良しの3拍子そろった観光コースになる。
スタートは、野辺山駅。
観光案内所で地図をもらうと見所が分かって良いだろう。
まずは、駅を出て左に向かって走る。
右手に雄大な八ヶ岳を眺めならしばらく走ると、国立天文台の野辺山宇宙電波観測所が見えてくる。アンテナ直径45mの巨大な電波望遠鏡は圧巻だ。
天文台を出てさらに左へ行くと、丘が見えてくる。
野辺山を一望できる、しし岩の入り口は、今回のコースの最大の難関である坂になる。およそ1kmかけて、標高差100mを上る軽いヒルクライムになる。
登り切った場所には駐車場がある。今回のコースの最高地点1450mだ。
しし岩は、溶岩の固まりがゴツゴツした岩のかたまり。上に登ると八ヶ岳がよく見える。上り坂の疲れも癒やされる感じだ。
さらに、しし岩からは、飯盛山への登山コースがあるが、今回はサイクリングが目的なので、ここでで引き返すことにする。
登ってきたコースを途中まで戻り、国道方面へ向かう。
高原野菜の畑の中をしばらく走ると、線路沿いに出る。
鉄道最高地点に到着だ。標高は1375m。ちなみに、野辺山駅は、1345mで最高所駅。
鉄道最高地点からは国道を走る。見晴らしは良いが、自動車も結構スピードを出しているので、走行には注意が必要だ。
途中にはランドマークとなる小さな遊園地、野辺山SLランドが見える。ここでは、本物の蒸気機関車が走っているそうだ。ちびっ子と鉄道ファンで賑わっている。
更に国道を走ると、野辺山周辺の生乳を使用した牛乳・乳製品の製造を行っているヤツレンに到着。ここのソフトクリームは甘さ控えめで濃厚な感じがとても良い。
さらに国道を走り、左に入る。正面に八ヶ岳が見える。天気が良いとサイクリングはとても爽快だ。
やや広めの道に出たら右へ、滝沢牧場に到着する。ここでは、自然と動物達とのふれあいを体験できる他、ミニ・アスレチックやトラクター遊覧車、トランポリンなどのアトラクションがある。
滝沢牧場を後にしてさらに走り、再び左へ、またまた正面に八ヶ岳が見える。
野辺山高原の広さを実感しつつ走ると、大きな碑が見えてくる。
野辺山の開拓記念碑だ。
広大な畑の真ん中にずっしりと建っている。
まわりに邪魔する建物がないため、八ヶ岳のビューポイントらしい。ドライブついでに記念写真を撮る人たちが何人もいる。
記念碑を後にして丘を下り、林を走っていくと、比較的新しい道に出る。
左に行くとかなり傾斜がある下り坂だ。今回2番目に厳しい傾斜コースになりそうな予感を感じつつ、八ヶ岳から流れてくる杣添川に掛かる橋を渡る。渡りきった先に川沿いに入る小道を発見。せっかくなので自転車を降りて小道を下ってみる、滝の音を頼りに歩いていくと、5mくらいの滝を見つけた。どおやらこれが千ヶ滝らしい。冬場は、氷柱ができるという話しだが、今は激しく水しぶきを上げていた。
いかにも渓谷らしく、いたるところに滝らしい場所が見受けられる。
千ヶ滝を見た後は、来た道を戻る、案の定厳しい上り坂だが、めげずに走ると今度は緩やかな下り坂が続く。
国道まで戻ると、今回の食事ポイントとなるそば屋 あららぎが見える。お昼をだいぶ越えていたのだが、かなり混んでいる。食べるまでだいぶ待たされてしまった。時間に余裕が無い場合は、厳しいかもしれない。
さて、食事を取った後は、最終ポイントに向かう。
国道を下ったあと左へ、畑の中をひた走る。かなり下った先に長い橋があり、橋からの眺めは一面の森と渓谷、まさに大自然だ。後でGPSの標高を確認したら、1280mくらいまで下がっていた。今回の最高地点とくらべると200mもの標高差を走っていたわけだ。高原とはいえ、かなり高低差があることがわかった。
さて、そうこうするうちに最後のポイント、やまなしの木に到着。畑の真ん中に、どっしりと立つ大きな木。樹齢は200年~300年と言われている。今年は気温がなかなか上がらなかったので、まだ花が咲いていなかった。毎年5月半ばには白い花が満開になり、八ヶ岳をバックに綺麗な姿を見せてくれるようだ。
#余談だが、野辺山駅に向かう途中、突然の雨と風に遭遇。スタート時は快晴だったのに、山の天気は変わりやすい。。。
今回のコース
野辺山ポタリング at EveryTrail
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