影山 淳 著
価格: ¥ 2,000
出版社: 東京新聞出版局
発売日: 2011/12/14
マルコ・ポーロの『東方見聞録』を愛読する筆者は、55歳を過ぎてからマルコの辿った道を自転車で走破することを決意。サラリーマンのかたわら夏休みを利用して、2003
年から8年を費やしてトルコから中国・北京まで、延べ240日、14,480?を踏査した。
地中海沿岸からイラン、紛争で混乱するアフガン、パミール高原、西域の砂漠、敦煌、そしてフビライ・ハーンの大都へ。
自転車の旅だからこそ発見した、知られざるシルクロードの自然と人々の生活を報告する。
「目標を持って頑張れば、仕事も生活も生き生きとする」と仕事に邁進する筆者は、若き日に、マナスル峰8156mに登頂。還暦を過ぎても世界を舞台にビジネスで駆けめぐる。
若きサラリーマンから熟年世代まで、戦う男たちに勇気を贈る応援歌となっている。
1章 日本のマルコ・ポーロ、いざ出陣!
2章 灼熱のイラン高原横断
3章 ペルシャ湾からアフガニスタン国境へ
4章 厳戒態勢のアフガニスタンに潜入
5章 アフガン入国を拒まれ、パミール高原の横断へ
6章 カラコルム・ハイウェイ
7章 西域南道・タクラマカン砂漠
8章 北京めざして河西回廊を走る
【著者紹介】
影山 淳(かげやま・じゅん)
1947年、静岡県掛川市生まれ。1972年に自動車でローマ~カトマンズ1万5千?を走破。76年マ
ナスル(8156m)に登頂。製茶機器メーカー寺田製作所(静岡県島田市)に勤務。長年中国などアジ
ア各国、ロシアなどを営業で回る。現在、製茶機械輸出会社を経営。名古屋山岳会会員。掛川市在住。