株式会社ドーコン(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:平野 道夫、以下ドーコン)、株式会社ペダル(本社:神奈川県藤沢市、代表取締役社長:平尾 博、以下ペダル)、NTTドコモ(以下ドコモ)の3社は、ペダルが2010年9月1日から神奈川県藤沢市で実施するサイクルシェアリング(以下CS)の社会実験における業務提携について合意した。
ペダルは藤沢市、湘南工科大学と連携し、地域経済・商業の活性化や環境問題等に対するCSの有効性を検証する社会実験を行い、ドーコンとドコモは、事業ノウハウを生かした支援を行う。
具体的には、ドーコンは公益性の視点における実験の分析・評価手法や、2009年6月以降実施している札幌市での実証実験で得たCS事業の運営ノウハウの提供を、ドコモは決済システムの提供と携帯電話用アプリケーションの開発・提供を行うとのことだ。
また、今後3社は、今回の藤沢市での業務提携に留まらず、札幌市、藤沢市での実績を元に、全国規模での展開を企画している。
システムの共有化や運営ノウハウの共有を図ることでコスト効率性の高いシステムの開発を検討していくとともに、持続性の高いCS事業の実現を目指す。
サイクルシェアリングとは?
自転車をどこでも借りられてどこでも返せる自転車共同利用サービス(コミュニティサイクル)のこと。2007年にフランスのパリ市でvelib(べリブ)というコミュニティサイクルが導入されるなど、欧米諸国では既に都市の顔として定着している。日本でも多くの都市で社会実験が行われている。