柏市でスマートサイクルの社会実験

千葉県柏市では、複数の駐輪ポートで自由に自転車の貸出・返却ができる「かしわスマートサイクル」の社会実験を進めている。
街で自転車を共有する交通システムは「コミュニティサイクル」と呼ばれ、全国的に取り組みが広がっている。

「かしわスマートサイクル」では、柏の葉エリア内の5ヶ所(東京大学、柏の葉公園、柏たなか駅など)で約30台の自転車が稼動している。
ICT技術を活用した無人貸出システムで運用することから、スマート(=賢い)サイクルと呼び、携帯電話と登録時に発行するICカードのみで利用できる。
写真は、柏の葉キャンパス駅から徒歩1分に位置する「柏の葉アーバンデザインセンター」の駐輪ポート。ここから東大キャンパスまでの往復に利用されるケースが多いという。

かしわスマートサイクルは、独自の自転車台数調整システムを開発した。
一つの駐輪ポートに偏った台数が駐輪されているときに、台数が不足しているポートへ自転車を返却することで、200円分のボーナスポイントがもらえる仕組みになっている。
通常はトラック輸送で自転車の台数を調整するが、このように利用者の協力を促しトラックを使わないシステムは国内初であるという。

料金は30分ごとに50円(30分未満は無料)。
利用時間は6:00〜22:00。
社会実験は、2011年3月31日まで実施する。



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