ロードバイクの作法 やってはいけない64の教え (SB新書)

価格:¥ 864
Kindle 価格:¥ 800
著者:竹谷 賢二


 
知識ゼロからのロードバイク完全メソッド
 
NHKの自転車番組『チャリダー☆』にレギュラー出演中で、ロードバイク専門誌の常連でもあり、
アメリカの人気ブランド「SPECIALIZED(スペシャライズド)」の契約アドバイザーを務めるなど、
サイクリストに認知度と信頼感の高い著者が、基礎の基礎からベテランでも目から鱗のノウハウまで、
ロードバイクの作法を指南する。
 
私は2017年11月で48歳になりますが、20代の頃、大手物流会社で輸出入に関する法人営業を担当していました。
その頃、趣味でマウンテンバイク(MTB)に乗り始め、23歳のときには本格的にバイク競技として取り組むようになったのです。
フルタイムワーカーとして働きながら平日の朝・夜、それに週末、トレーニングの時間を捻出していました。そして、紆余曲折がありながらも30歳で日本チャンピオンとなったのです。
そして、31歳でプロライダーに転向。32歳で「2002年アジア競技大会(釜山アジア大会)で金メダルを獲得。34歳でMTBクロスカントリー日本代表として「アテネ五輪」に出場しました。
その後も2009年の全日本選手権を最後に現役を引退するまで、4度の日本チャンピオン、アジアチャンピオンになりました。
 
本書を手にとってくださった方の多くは、かつての私と同じフルタイムワーカーでしょう。
限られた時間のなかでサイクリングを楽しみ、より速く、より遠くまで走れるようにトレーニングを重ねている人も多いと思います。
そんな方々に、これまで私が培ってきた効率的なトレーニングとライディングスキルを伝授するのが本書の主眼です。
 
ポイントになるのが、「やってはいけないこと」。
 
効率的なトレーニングとライディングスキルでパフォーマンスを高めるためには、何より「非効率(無駄)なことをやらない」のが近道になります。
私自身、無駄なトレーニング(ライディングスキル)とは何かを突き詰めて考えながら、パフォーマンスを高めてきました。
営業マン時代には、睡眠時間を削ってまでトレーニングをしていたこともありました。
しかし、睡眠(休息)が不十分では、質の高いトレーニングができません。また、疲れ切ったままレースに出場しても好結果は得られません。
トレーニングは、長い時間乗ってガムシャラにもがけば効果が得られるわけではないのです。むしろ、“間違った努力(頑張りかた)”はマイナス効果を生むケースも少なくありません。
パフォーマンス向上につながらないトレーニングを積んでも、それは結果につながりません。それどころか、怪我や故障、時間の損失等のマイナス効果さえ生みます。
では、どうしたらいいのでしょうか。
高いパフォーマンスを発揮する(レースで好結果を出す)というイメージから逆算して、やってはいけないことを引き算していくのです。

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