ロードバイク本音のホイール論

価格:¥ 1,944
出版社: 洋泉社
発売日: 2017/4/25


 
ホイールは、数万円~数十万円と極めて高価であるにも関わらず、
「走りを変える」パーツとして多くのサイクリストの関心を集めている。
雑誌やWEBにインプレッション記事が溢れていることからも、それがうかがえる。
しかし、情報が溢れているだけに、「どれが本当に良いホイールなのか」を見抜くことは困難である。
多くのホイールを使ってきた経験と工学的知識が必要だからだ。
 
多くのサイクリストはホイールの情報を求めつつ、
根拠が不十分な議論が飛び交う現状に疑心暗鬼に陥っている。
 
本書は、専門誌などに多くのインプレッションを執筆してきたサイクルジャーナリストの吉本司氏と、
㈱シマノにてホイールの開発に携わっていた技術者の田中良忠氏を著者に迎え、
ホイールの歴史から工学的知識、物理的な理論までを解説した、贅沢な一冊である。
 
それぞれの専門を活かし、吉本氏は、細かいエピソードを交えつつホイールの歴史やブランドの特徴などについて、
田中氏はホイールの作られ方にはじまり、重量・剛性・空力・素材など、
ホイールについての工学的知識を丁寧に解説している。
 



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